オープン戦1号を放ったレッドソックス・吉田正尚(写真=GettyImages)

◆ オープン戦1号&4試合連続安打で好調キープ

 ボストン・レッドソックスの吉田正尚外野手(31)が現地時間18日に行われたヤンキースとのオープン戦に「3番・指名打者」で先発出場。今季オープン戦1号の同点2ランを放った。

 2点を追う6回表、二死一塁の場面で第3打席を迎えると、2番手右腕ハートリーブの甘く入った2球目カットボールを振り抜き、右翼スタンドへ確信の一発。今春9試合目、28打席目にして待望の初アーチを叩き込んだ。

 第4打席を迎えるところで代打が送られ、この試合3打数1安打、1本塁打、2打点という内容。現地2日の今春初出場で二塁打を放って以来、8試合ぶりに長打を記録した。直近4試合連続安打と調子を上げ、オープン戦打率.321、OPS.785としている。

 一方、昨年10月に手術を受けた右肩は未だ回復途中。キャッチボールの距離は100フィート(約30メートル)程度と報じられ、DHでの出場が続いている。この状況を受けてアレックス・コーラ監督は、吉田が今季開幕時に負傷者リストへ入る可能性が高いことを示唆。外野を守ることができる状態になるまで再調整を行う見通しのようだ。

 レッドソックスは今オフ、昨季ゴールドグラブ賞を獲得した三塁手アレックス・ブレグマンを獲得。チームでは既に主砲ラファエル・ディバースが正三塁手を務めており、ブレグマンを二塁に移す構想が報じられていた。しかしながら、オープン戦でブレグマンは三塁手として出場を続け、二塁には一度も就いていない。ディバースは調整が遅れたこともあり、現地15日にDHとして今春初出場。同27日の開幕戦を三塁・ブレグマン、DH・ディバースという布陣で迎えることが濃厚となっている。

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ベースボールキング編集部

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