◆ チザムJr.のバットから初被弾含む5失点
ボルティモア・オリオールズの菅野智之投手(35)が現地時間20日に行われたヤンキースとのオープン戦に先発登板。5回途中5失点という投球だった。
悪天候により約1時間遅れての登板となった菅野は初回、2番ジャッジへの四球、4番ドミンゲスの安打で二死一、二塁とピンチを背負い、5番チザムJr.に右越えの2点適時二塁打を浴びて先制点を献上。オープン戦5戦目にして初失点を喫する立ち上がりとなった。
続く2回表は7番カブレラに先頭安打を許すも、9番ジャクソンを見逃し三振に仕留めるなど後続3人を抑えて無失点とした。ところが3回表、先頭打者ジャッジに再び四球を与えると、3番ベリンジャーの安打で無死一、三塁とし、一死から5番チザムJr.に右越え3ランを被弾。またもチザムJr.に決定打を浴び、この試合5点目を失った。
それでも4回表は立ち直りを見せ、この試合最初の三者凡退。さらに、今春初めて5イニング目に続投すると、2番ジャッジから空振り三振を奪い、3番ベリンジャーを中飛としたところで降板。チームは最終的に7対9で敗れ、菅野にオープン戦初黒星が記録された。
この試合の菅野は4回2/3、84球を投げて6被安打、2四球、4奪三振、5失点という内容。オープン戦5度の登板で計15イニングを投げ、防御率3.00となっている。