◆ ブルペンでの再出発を飾る好投
デトロイト・タイガースの前田健太投手(36)が現地時間22日に行われたブレーブスとのオープン戦にリリーフ登板。1回無失点の好リリーフを見せた。
スコアレスの7回表、2番手として登板した前田は、先頭打者デラクルーズをスイーパーで空振り三振とし、5番ボールドウィンは右飛。6番トロンプに対しては外角いっぱいのスイーパー、フォーシームと2球で追い込み、最後は外角ボールゾーンへ逃げるスイーパーで三球三振に仕留めた。
今春は開幕ローテーション入りを目指すも、現地時間10日のヤンキース戦で4回5失点と打ち込まれ、オープン戦防御率5.68と苦戦。続く登板を体調不良で回避し、同21日には中継ぎでの今季開幕が決まった。それでも、配置転換後の初登板となったこの試合では三者凡退に抑える好リリーフ。新たなポジションでの役目を果たした。
なお、タイガースは昨季サイ・ヤング賞に輝いたエース左腕タリク・スクバル、半年ぶり復帰の右腕ジャック・フラーティを中心とした開幕ローテーションにケーシー・マイズ、ジャクソン・ジョーブ両右腕が4・5番手として加わることが決まった。マイズは2018年ドラフトで全体1位指名を受けて入団し、今季オープン戦5登板で防御率1.13と好投。ジョーブは2021年の球団1巡目(全体3位)で入団し、昨季9月にMLBデビュー。MLB全体2位の有望株投手として期待を集めている。