○ ドジャース 8x-5 タイガース ●
<現地時間3月28日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースが延長戦を制して開幕4連勝。大谷翔平選手(30)は「1番・指名打者」でフル出場し、4試合連続安打をマーク。体調不良から復帰したムーキー・ベッツ内野手(32)が2本塁打を放った。
今季2度目の先発マウンドとなった山本由伸は初回、一死一、三塁のピンチを連続三振で切り抜けるも、2回表に7番ディングラーの1号ソロで先制点を献上。続く3回表にも5番トーレスに1号ソロを浴び、2点のリードを許す立ち上がりとなった。
それでも4回表を三者凡退に抑えると、5回表には無死一塁から三者連続三振を奪い、MLB2年目にして初の2桁奪三振をマーク。5回91球を投げて5被安打、2四球、10奪三振、2失点という投球だった。
昨季チームメイトの先発右腕フラーティに対して苦しんだドジャース打線だったが、6回裏にフレディ・フリーマンが1号2ランを放って同点に追いつくと、8回裏にはベッツが1号ソロ。本拠地開幕から戦列復帰したMVPコンビの一発で一時逆転に成功した。
ところが1点リードの9回表、新加入左腕タナー・スコットが二死二塁から同点適時打を許し、逃げ切り失敗。さらに、二死一塁から3番グリーンには右翼フェンスに達する二塁打を浴びるも、右翼手テオスカー・ヘルナンデス、二塁手トミー・エドマンが素早くボールを本塁へ繋ぎ、捕手オースティン・バーンズがベースへ飛び込みながら走者をタッチアウト。間一髪の中継プレーで逆転を阻止し、試合を延長タイブレークに持ち込んだ。
延長10回表、新加入右腕ルイス・ガルシアが2点勝ち越しを許したが、直後の10回裏にマイケル・コンフォートの適時二塁打、代打ウィル・スミスの適時打で再び同点に。さらに、大谷が安打で一死二、三塁と好機を演出すると、最後はベッツがサヨナラ3ラン。2打席連続の一発を左翼スタンドへ叩き込み、開幕4連勝を飾った。
この試合の大谷は4打数1安打、1四球、1三振という内容で開幕から4試合連続安打をマーク。今季成績は打率.375、2本塁打、OPS1.287となっている。