オリックスは29日、楽天との開幕第2戦戦(京セラD大阪)に4-5で敗戦。先発の九里亜蓮は6回2失点の内容で、移籍後初白星とはならなかった。
九里は3回、一死から2番・宗山塁に二塁打を浴び一死二塁のピンチを背負うと、続く小郷裕哉にセンターへの三塁打を打たれ失点を許す。6回には無死一・三塁からフランコの犠飛で2失点目。6回111球、7安打、5四球、2失点と試合は作ったものの、打線の援護なくオリックスでの初白星はお預けとなった。
九里の投球について、29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の館山昌平氏は「ゾーン内で勝負はしてるんですけど、この試合では楽天打線がフォークをなかなか振ってくれない。そういった時に、もっとカットボールを投げていかないと、これからも球数が多くなってしまうんじゃないかなと思いますね」と分析。
続けて「初回の辰己選手なんかには、良い所にカットボールが決まっていますし、その後のチェンジアップが遠く見えてるんですよね。なので、両サイドにしっかり投げ分けてスライダー、シュートも投げていくんですけども、やっぱり落ちるボールと真っ直ぐのコンビネーションだけでは、なかなか難しくなってきますよね」と球種の使い分けについて言及した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』