○ ブルージェイズ 3-1 オリオールズ ●
<現地時間3月30日 ロジャース・センター>
ボルティモア・オリオールズが敵地開幕4戦目に惜敗。先発登板した菅野智之投手(35)は4回2失点の投球で初黒星を喫した。
1点の先制リードを持って初回のマウンドに上がった菅野だったが、先頭打者ビシェットにストレートの四球。後続を打ち取って二死とするも、4番ヒメネスの左中間への二塁打で二死二、三塁のピンチを背負い、5番スプリンガーには中前への適時二塁打を浴びて2失点。いきなり逆転を許す立ち上がりとなった。
それでも6番ワグナーからMLB初奪三振を記録して初回を終えると、2回裏は立ち直りを見せ、下位打線を内野ゴロ3つで三者凡退。3回裏には一死一、二塁とピンチを招いたが、4番ヒメネスを中直、5番スプリンガーを一直に打ち取り、無失点で切り抜けた。
続く4回裏もゼロを刻み、5回裏のマウンドに向かうも、イニング開始を前にアクシデント発生。投球練習中に右手を気にする仕草を見せると、首脳陣やトレーナー、通訳らがマウンドに集まり、数分間の会話の末に交代が告げられた。結果的に4回73球を投げて4被安打、2四球、1奪三振、2失点という投球。「両手の痙攣」による降板であることが球団から発表された。
オリオールズは初回に相手の暴投で1点を先制するも、逆転を許して以降は再三のチャンスを活かすことができず。2回から6回まで毎イニング得点圏に走者を置きながら、先発右腕バシットに対して無得点が続き、7回以降はわずか1安打と沈黙。同地区相手の開幕カード4連戦を2勝2敗のタイで終えた。