○ ドジャース 6x-5 ブレーブス ●
<現地時間4月2日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースが前年にワールドシリーズを制覇したチームとして史上初となる開幕8連勝を達成。大谷翔平選手(30)が「1番・指名打者」でフル出場し、3号サヨナラ本塁打を放った。
開幕7連勝中のドジャースは初回、先発ブレーク・スネルが2四球で二死一、二塁とピンチを招くと、5番デラクルーズの三ゴロで三塁手マックス・マンシーが悪送球を喫し、先制点を献上。6番アレンには左越えの適時二塁打を許し、2点目を失った。続く2回表にも、三塁手マンシーの悪送球からノーアウトの走者を背負い、2本の適時二塁打を浴びて3失点。5点を追う立ち上がりとなった。
それでも打線は2回裏、6番トミー・エドマンが4号2ランを放って反撃開始。4回裏には4番マイケル・コンフォートが移籍後初本塁打となる1号ソロを放ち、点差を2点に縮めた。その後は得点圏を活かせず無得点が続いたが、ブルペン陣の好投により2点ビハインドを保って試合終盤に突入した。
ドジャースは8回裏、前倒し投入のブレーブス守護神イグレシアスに対して二死二、三塁、一打出れば同点という絶好機を作ると、この試合2失策、今季打率0割台と苦しむ7番マンシーが右中間への2点適時二塁打を放って試合を振り出しに。これまで使用していた新型バット“トルピードバット”から従来のバットに持ち替え、汚名返上の一打を放った。
そして5対5の同点で迎えた9回裏、一死走者なしで大谷が第5打席に立つと、回跨ぎのイグレシアスが投じた初球チェンジアップを振り抜き、左中間スタンドへ3号サヨナラ本塁打。自身のボブルヘッド配布試合を劇的な一打で締めくくった。
この試合の大谷は5打数3安打、1本塁打、1打点、1得点という内容で開幕から8試合連続出塁&得点を継続。今季初の1試合3安打をマークし、今季成績を打率.333、3本塁打、OPS1.126としている。
なお、勝利したドジャースはタイガース、ブレーブスとの本拠地開幕6連戦をスイープ。中1日を開けて日本時間5日から敵地フィラデルフィアに移り、昨季東地区王者のフィリーズと3連戦。カード初戦では山本由伸、翌6日の2戦目は佐々木朗希の先発登板が予定されている。