○ ロッキーズ 12-5 アスレチックス ●
<現地時間4月6日 クアーズ・フィールド>
コロラド・ロッキーズが本拠地開幕カード最終戦を制し、被スイープを回避。チェイス・ドーランダー投手(23)がMLBデビュー戦で初勝利を掴んだ。
ドーランダーはMLBでの記念すべき第1球を1番バトラーに左翼線へ弾き返されるも、左翼手ミッキー・モニアクの好捕により1アウト目を獲得。その後、二死から4番ソダーストロムに4号先制2ランを浴びたが、5番ウィルソンから97.3マイル(約156.6キロ)のフォーシームで初三振を奪って初回を終えた。
打線は1回裏、1番ブレントン・ドイルが先頭打者アーチで反撃の狼煙をあげると、二死二塁から5番クリス・ブライアントの適時打ですぐさま同点に。続く2回裏にはドイル、2番エゼキエル・トーバーの2者連続となる適時二塁打で3点を奪って勝ち越しに成功。4回裏まで4イニング連続で得点し、ドーランダーを大量援護した。
ドーランダーは同点直後の2回表を無失点に抑え、3回表は1番からの好打順を三者凡退とした。4回表には3連打で1点を失い、なおも一死一、二塁とピンチが続いたが、8番ペレダをカーブ、9番マンシーをこの試合最速となる99.3マイル(約159.8キロ)のフォーシームで連続三振に仕留めてリードを死守。5回表にも1番バトラーの1号ソロで1点を失うも、後続3人を打ち取り、勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。
その後、ロッキーズは8回裏、ドイルとトーバーの連続適時打など一挙5点を奪ってダメ押しに成功。計14安打・12得点と打線が爆発し、連敗を「6」でストップ。ドーランダーは5回79球を投げて7被安打、1四球、6奪三振、4失点という投球で今季1勝目をマークした。
ドーランダーは2023年のドラフトで球団1巡目を受けて入団し、現在の有望株ランキングでは球団1位、全体24位にランクイン。2018年を最後にポストシーズン出場から遠ざかり、4年連続地区最下位と低迷の続くロッキーズのエース候補として期待を集めている。