● レイズ 3-4 エンゼルス ○
<現地時間4月8日 ジョージ・M・スタインブレナー・フィールド>
ロサンゼルス・エンゼルスがレイズとの敵地3連戦を先勝。開幕10試合を7勝3敗の好成績で終え、同日の試合に敗れたレンジャーズに代わってアメリカン・リーグ西地区の首位に浮上している。
エンゼルスは2回表、7番カイレン・パリスが2試合連発となる3号2ランを放って先制に成功。今季新加入の先発右腕カイル・ヘンドリックスが5回無失点と好投し、2点リードで試合終盤へ突入した。
7回裏、3番手右腕ベン・ジョイスが先頭打者の3番カミネロに1号ソロを浴びると、続く4番アランダから単打、適時二塁打、適時三塁打と4連打で計3失点。一時逆転を許したものの、打線は直後の8回表に同点とし、9回表には2番ルイス・レンヒーフォがレイズの守護神フェアバンクスから適時打を放ち、リードを奪い返した。
そして1点リードの9回裏、守護神ケンリー・ジャンセンが2本の単打と2度の盗塁で無死二、三塁と絶体絶命のピンチを招いた。それでも、1番ディアスを三ゴロ、2番ローを空振り三振として二死に追い込むと、途中出場の3番カバジェロをカットボール連投で3球三振に仕留めて試合終了。今季3セーブ目を挙げ、MLB史上4人目となる通算450セーブを達成した。
キュラソー島出身のジャンセンは2004年に捕手としてドジャースへ入団し、投手転向後の2010年にMLBデビュー。最多セーブ、最優秀救援投手賞にそれぞれ2度輝くなど、MLBを代表するクローザーとして現役最多の通算876登板を記録。今季から単年契約でエンゼルスに加入し、開幕から5試合連続無失点と好投を見せている。