◆ 回跨ぎのエアポケットに陥った宮森…岩本氏「2イニング目の難しさを痛感したと思う」
楽天は9日、日本ハムとのカード2戦目を2-8で落とし、今季初の連敗を喫した。7回表、3番手として宮森智志が今季初登板。四球を出すも無失点で切り抜けた。しかし2イニング目の8回表、2つの四球で二死一・二塁のピンチを招くと、奈良間大己に安打を許し満塁に。続く水野達稀に適時三塁打、レイエスに適時打を浴び、2回55球・5安打1奪三振3四球4失点で降板した。
プロ4年目で回跨ぎのエアポケットに陥った宮森に対し、9日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2025』に出演した岩本勉氏は「今季初登板で緊張のマウンドになるのは当然だが、まだまだ経験の浅い投手が2イニング目の難しさを痛感したと思う」と分析。「一度アドレナリン全開の投球をして、落ち着いた後にマウンドに立って、自重を感じないくらいふわふわすることがある」と語り「今日の経験を、いろんな経験者に尋ねて、改善策を練ってほしい。誰もが通る登竜門」と助言を送った。
館山昌平氏は「特に宮森は今季ファームでもオープン戦でも、実はイニング跨ぎをしていない。初登板でイニング跨ぎをしたという所に、地に足ついていない感じが出てしまったのかもしれない」と推測した上で「こういったことを経験して先発、またはロングリリーフをしなければいけないので、これを糧に頑張ってほしい」と更なる成長に期待を込めた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』