● カブス 2-6 レンジャーズ 〇
<現地時間4月9日 リグリー・フィールド>
シカゴ・カブスが本拠地カード3戦目に敗れ、スイープならず。先発した今永昇太投手(31)は5回5失点という投球で今季初黒星。鈴木誠也外野手(30)は「3番・指名打者」でフル出場し、3試合連続のマルチ安打をマークした。
中4日での登板となった今永は初回、一死から2番シーガーに2号ソロを浴び、いきなり先制を許す立ち上がり。それでも以降は打たせて取るピッチングを披露し、2回表は三者凡退。3回、4回とともに二死から走者を出しながらも無失点に抑え、打線の援護を待った。
カブスは1点を追う4回裏、一死から鈴木誠也が右中間へのライナーを放つと、打球がフェンス近くまで転がる間に三塁まで到達。この試合のチーム初安打でチャンスを作り、続く4番マイケル・ブッシュの右前適時打で同点のホームを踏んだ。
しかし直後の5回表、今永が先頭の7番ピラーを内野安打で出塁させると、8番ハイムの3号2ランで再び勝ち越しを許した。さらに、二死一塁から3番ヤングに中堅フェンス直撃の適時二塁打、4番ガルシアには中前適時打と集中打を浴びて一挙4失点。今永が1試合で5点以上を失うのは、昨季6月21日のメッツ戦以来となった。
その後、カブスは2番手右腕ネート・ピアソンが2番シーガーにこの試合2発目となるダメ押しの3号ソロを被弾。30球団トップの得点数を誇る打線は、5回裏から4イニング続けて無安打と苦戦が続いた。5点を追う最終回に鈴木が適時打で1点を返すも、反撃及ばず。連勝が「2」でストップした。
この試合の今永は5回76球を投げて7被安打、1四球、4奪三振、5失点という投球で昨季8月18日のブルージェイズ戦以来、自身10登板ぶりの黒星。今季4試合目を終え、成績は2勝1敗、防御率2.70となっている。
また、鈴木は4打数2安打、1打点という内容で今カード3試合で計7安打を記録。今季成績は打率.300、4本塁打、OPS.970に上昇している。