◆バックの好守備に渾身のガッツポーズ
エンゼルスの菊池雄星投手(33)が9日(日本時間10日)、敵地ジョージ・M・スタインブレナー・フィールドで行われたレイズ戦に先発登板。2回以降は立て直し6回4失点と力投したが、移籍後初白星の権利は得られずマウンドを降りた。
新天地初勝利を目指し移籍後3度目の先発。しかし初回、2安打と四球で二死満塁のピンチを招くと、6番・カバジェロに初球の95.3マイル(約153キロ)を右翼席へ運ばれ一気に4点を失った。痛恨のグランドスラム被弾で開幕から3戦連続被弾。菊池は頭を抱え悔しがった。
2回はテンポ良く3者凡退で終えると、3回は一死一、二塁で5番・ジャンセンを三ゴロ併殺斬り。4回と5回もバックの好守に助けられながらゼロを刻んだ。
6回は一死から二塁打と四球で一、二塁のピンチを招くも、先制グランドスラムを浴びたカバジェロを見逃し三振斬り。続く元巨人のモンテスには一・二塁間を破られそうなゴロを許したが、これを二塁・アンダーソンがアクロバティックな好守備でアウトにし、ピンチを脱した菊池は渾身のガッツボーズを見せた。
移籍後3度目の登板は6回104球、6安打4失点、5奪三振3四球の内容。3-4と1点ビハインドの7回から救援陣にマウンドを譲り、今季の防御率は5.00となった。