◆ 30球団最多得点のカブス打線を封じる
ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(26)が現地時間11日のカブス戦に先発登板。6回無失点と好投し、勝利投手の権利を持って降板した。
中6日でのマウンドとなった山本は、先頭打者ハップをスプリットで空振り三振とすると、2番タッカーはこの試合最速96.7マイル(約155.6キロ)のフォーシームを外角低めいっぱいに投げ込み、見逃し三振に射止めた。続く3番の鈴木誠也も右飛に打ち取り、初回を三者凡退の好スタート。2回、3回も快投を続け、打者1巡をパーフェクトに抑える上々の立ち上がりを見せた。
スコアレスで迎えた4回表、先頭打者ハップから再び空振り三振を奪うも、2番タッカーに二塁打を浴び、この試合初めて走者を背負った。続く鈴木には右前安打を許したが、一塁をオーバーランした鈴木を野手陣が見逃さず、挟殺プレーでアウトに。二死三塁から4番ブッシュを空振り三振に仕留めてピンチを切り抜け、マウンド上で雄叫びをあげた。
山本は5回表を三者凡退とし、6回表には二死から四球で走者を出すも、最後は2番タッカーをカットボールで空振り三振に仕留め、MLB全体トップとなる今季28個目の奪三振をマーク。直後の6回裏にトミー・エドマンが6号先制3ランを放ち、今季2勝目の権利を獲得した。
この試合の山本は6回、今季最多の103球を投げて2被安打、1四球、9奪三振、無失点という投球。今季30球団トップの得点数を誇る強力カブス打線を封じ込んだ。