ロッテ・茶谷健太[撮影=山下拓人]

 ロッテの茶谷健太が18日、今季初安打を放った。

 『8番・ショート』で今季初スタメン出場となった茶谷は、1-0の5回二死一塁の第2打席、楽天先発・早川隆久が1ボール2ストライクから投じた7球目のカーブを、ライト前に落とした。これが今季初安打となった。

◆ 開幕二軍スタートも

 茶谷は23年、24年と2年連続で1年間一軍に帯同し、昨季はシーズン自己最多の88試合に出場したが、23年の打率.284から昨季は打率.167と低迷。「ちょっとバッティングフォームを一から作り直そうと思って、結構変えました」と、シーズンオフに打撃フォームを変更した。

 石垣島春季キャンプの取材で、「意識するところを変えて、打ちにいく方向とか、打ちにいき方は一緒なんですけど、フォームでこっちの方がちょっと力入るなとか、色々試しながらオフシーズンやってきたものをまだうまくできてないんで、そこをどんどんもっと突き詰めてやっていくしかないなと思います」と話していた。

 それは去年を振り返った中で、変えた方がいいと感じたのだろうかーー。

 「そうですね。なんか変えなきゃと。去年は同じことを継続してという感じだったんですけど、同じことやっていても毎年変わるものは変わるのかなとかあるので」。

 打撃練習ではここ数年、センターから逆方向を意識してきた。2月4日の取材で「昨日はちょっとポイント前にしてみたいな感覚があったんですけど、今日は特に体を閉じてセンター方向に打ちに行くようにというのを意識して、打ちにいくことは継続してやっています」と教えてくれた。

 対外試合に向けて「しっかり出た時に、結果を残せるように1日1日大切にやっていきたいです」と決意を述べるも、2月の練習試合の出場は4試合、オープン戦も3月22日の巨人戦のみで、大半をファームで過ごした。

 これまでは練習試合、オープン戦に一軍に帯同するも、競争の兼ね合いでベンチスタートの日もあり、打席数をなかなか確保できずにいたが、「この打席はこうしてみよう、ああしてみようと、打席の中でテーマを持って毎打席やる流れでしたのでやっていました」と、今季はファームで打席に多く立つことができた。「あれだけ人数がいる中でも試合に使っていただいていたので、試したいことがすごくできました」と感謝する。

 茶谷は石垣島キャンプ中、「自分が落ちた時も上がった時も、どう調子を維持していくかは、考える部分でもあると思います」と話していたが、そこはファームで打席数を立つ中で見つけることができたのだろうかーー。

 「結果が残っているわけではないので、なんとも言えないんですけど、限られた中でやっていくというのは毎年変わらないので、出た時に結果を残せるようにという感じです」。

 ファームでの打率は.227だったが、「二軍の数字は残っていないですけど、いい当たりが増えてきているかなと思います」とファームで4試合連続安打中という中で、4月5日に一軍昇格。

 2年連続で開幕一軍スタートだった中で、開幕を二軍で迎えたことに関しては「結果が残せていなかったので、悔しいのはもちろんあるんですけど、しょうがないなと。結果が残っていないのが全てなので」と淡々と話した。

 「まずは守備からの出場が多くなると言われているので、なんとかそこでチームに貢献できるようにやっていきたいですね」と昇格後は、ファースト、ショートでの守備固めでの出場がメインとなった。

 「あんまり打っている印象がないですね。どうしても右投手との対戦が多くて、右の方が打っているかなという感じがします、今のところ」と話していた中で、24年は左投手に対して打率.158だったが、22年が打率.350、23年も打率.375をマークした左投手から今季初安打。それも球界を代表する左腕の早川から放った。

 2年前までのように左投手に対して打てれば、自ずと出場機会が増えるはず。茶谷は「自分のやることは変わんないですし、とにかく打たなきゃ出られないっていうのはもう毎年誰でもそうだと思う。ちゃんと打てるように頑張っていきたい。去年打てなかったのでしっかり打って、頑張ってアピールしていきたいと思います」と与えられた出場機会で結果を残し、出場機会を増やしていくつもりだ。

取材・文=岩下雄太

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岩下雄太

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