● パイレーツ 3-8 カブス 〇
<現地時間5月1日 PNCパーク>
シカゴ・カブスが逆転勝利を収め、同地区パイレーツとの敵地3連戦を勝ち越し。鈴木誠也外野手(30)は「3番・指名打者」でフル出場し、2打席連続本塁打を放つ活躍を収めた。
初回に1点先制を許したカブスは3回表、パイレーツ先発の右腕スキーンズからイアン・ハップ、カイル・タッカー、鈴木の上位打線が3者連続四球を選んで一死満塁とするも、4番マイケル・ブッシュが2ゴロ併殺打に倒れて得点ならず。その裏に先発コリン・レイが追加点を許し、2点ビハインドを追う展開となった。
それでも5回表、先頭の8番ダンズビー・スワンソンが6号ソロで反撃の狼煙を上げると、二死からタッカーが8号ソロを放って試合を振り出しに。さらに、続く鈴木がカウント3-0から高めに浮いたスプリットを振り抜き、左翼スタンドへ8号決勝ソロ。昨季新人王に輝いた剛腕スキーンズに本塁打攻勢を浴びせ、リードを奪った。
援護を貰った先発レイは最終的に6回2失点と試合を作り、今季2勝目をマーク。7回表には、二死一塁で第4打席を迎えた鈴木が3番手右腕ニコラスの代わり端を捉え、再び左翼スタンドへ9号2ラン。今カード3本目となる一発でパイレーツを突き放した。
この試合の鈴木は4打数2安打、2本塁打、3打点、1四球という内容で現地4月2日のアスレチックス戦以来となる2打席連続本塁打をマーク。今季成績を打率.295、9本塁打、OPS.990とし、4年連続の2桁本塁打到達に早くも王手をかけている。