DeNA・松尾汐恩、バウアー (写真:萩原孝弘)

 トレバー・バウアーと松尾汐恩の新コンビで巨人を倒したDeNA。松尾の初回の盗塁阻止で流れを作り、いつもとは違うグラウンドボーラースタイルのバウアーの熱投が実を結んだ一戦だった。

 まずは初回、先頭の泉口友汰に初球を捉えられ果敢に盗塁を仕掛けられたが、松尾がワンバウンドのナックルカーブを好捕し、そのままセカンドへストライク送球で盗塁阻止した。

 松尾は「相手も足をどんどん絡めてくるだろうと思ってました。打力だけではなかなか点は入らないでしょうから」と想定。初回のケースも「走ってきていたのは見えていたので、ここは勝負しよう」と止めにいかずに逆シングルで刺してみせた。「オープン戦では自分の思ったような身体の動き方ができなかったんですけど、相川(亮二)さんにいろいろ教えていただいたことが合っているんだと思います」と捕手スキルアップに自信を垣間見せた。

 バウアーも「クレイジーなプレー。変化球でしかもワンバウンドしたので、アウトになるとは全く想像していなかったです。あそこがセーフだったらノーアウト2塁で岡本選手が得点圏で出てくる場面になってしまったので、あそこで刺してくれて本当に助かりました」と感謝した。

 またこの日は9回に2つあったが、8回まではフライアウトが2つとグラウンドボーラースタイルでアウトを積み重ねた。バウアーは「自分はどちらかというとフライアウトが多いピッチャーではあると思うが、試合の中でフライやゴロを意図的に狙いに行くことは一切なくて、本当にキャッチャーの構えたところにしっかりと投げ切ることだけを意識してやっています」とゲームプランではないとしたが「興味深いデータですね。この後、映像を見て振り返ってみます」とのコメントを残した。

 三浦監督は「緩急、両サイド、奥行きも使っていました。ナックルカーブやチェンジアップと全部使っていましたからね。その辺りではないでしょうか」と分析。いずれにしても122球の完封劇に最敬礼していた。

 若きプロスペクトキャッチャーと元サイ・ヤング賞投手のコンビで掴んだ白星。これをキッカケに、勢いをつけていきたい。
 
取材・文・写真:萩原孝弘

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萩原孝弘

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