〇 ブリュワーズ 4-0 カブス ●
<現地時間5月4日 アメリカンファミリー・フィールド>
シカゴ・カブスが同地区ブリュワーズとの敵地3戦目に敗れ、スイープならず。先発登板した今永昇太投手(31)は6回途中2失点という投球で今季2敗目。鈴木誠也外野手(30)は「3番・指名打者」でフル出場するも、2試合続けてノーヒットに終わった。
中4日での先発マウンドに上がった今永は初回、一死一、二塁をピンチを招くも、4番イエリッチ、5番ホスキンスを続けて外野フライに打ち取り、無失点の立ち上がり。2回裏、3回裏と三者凡退を続け、4回裏は安打で走者を出しながらも先制点は許さず。5回裏を再び打者3人で終え、無失点で試合を折り返した。
しかし、スコアレスの6回裏にアクシデント発生。一死一、二塁というピンチで4番イエリッチを一ゴロに打ち取るも、併殺を狙った今永が一塁ベースカバーへ走った際に左足太ももを負傷。惜しくも一塁セーフの判定が下ると、今永は苦悶の表情を浮かべ、一塁付近から動けず。駆け付けた監督、トレーナーらと共にベンチへ下がった。
その後、カブスは二死一、三塁という状況で右腕ジュリアン・メリーウェザーが緊急登板するも、初球で暴投を喫して先制点を献上。さらに、2本の適時打を浴びて一挙4点を失った。打線は今永を援護することができず5安打完封負け。パイレーツ、昨季地区王者ブリュワーズという同地区との敵地6連戦を4勝2敗で終えた。
この試合の今永は5回2/3、84球を投げて4被安打、1四球、4奪三振、2失点という投球。両足の痙攣に見舞われた前回登板に続いて6回途中での負傷降板となり、球団からは「左ハムストリング痛」を負ったことが発表された。今季8戦目を終えて成績は3勝2敗、防御率2.82となっている。
また、鈴木はブリュワーズのエース右腕ペラルタに対して第1打席から3打席連続三振。9回表に無死一、二塁の好機で第4打席を迎えたが、守護神メギルに対して中飛に倒れ、この試合4打数無安打、3三振という内容。今季成績は打率.272、9本塁打、OPS.906となっている。