◆ 連日の9回弾で本塁打ランキングトップに浮上
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が現地時間9日のダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で先発出場。第6打席で勝ち越しの12号3ランを放った。
ダイヤモンドバックス先発は通算86勝のベテラン左腕ロドリゲス。初回の第1打席はカウント2-1から甘く入ったスライダーを振り抜き、中堅フェンス直撃の二塁打。飛距離423フィート(約129メートル)、本拠地ドジャー・スタジアムを含む28球場で本塁打判定の大飛球を放ったが、中堅の深いチェイス・フィールドに先頭打者アーチを阻まれた。それでも、一死一、三塁と好機を演出し、4番フレディ・フリーマンの犠飛で先制のホームを踏んだ。
逆転を許した直後の2回表、二死一塁で第2打席を迎えると、カウント0-1から高めのフォーシームを弾き返して左中間を破る適時二塁打。前日の最終打席から3打席連続となる長打を放ち、試合を振り出しに戻した。
続く3回表、アンディ・パヘスの2点適時打など4点を勝ち越し、なおも無死満塁の好機で第3打席に入るも、カウント2-2から真ん中付近のチェンジアップにタイミングを崩されて空振り三振。4点リードの5回表、二死走者無しでの第4打席は2番手右腕メナと対戦し、フルカウントから内角のスイーパーで2打席連続の空振り三振に倒れた。
その後、ダイヤモンドバックスに逆転を許し、1点を追う8回表の第5打席は4番手右腕ミラーと対戦。フルカウントから外角のスプリットで右直に打ち取られた。
ドジャースは3点ビハインドで9回表を迎えるも、3者連続適時打で同点に追いつき、一死一、二塁の好機で大谷が6度目の打席入り。6番手のサイドスロー右腕トンプソンに対してカウント1-2と追い込まれながらも、内角低めのスプリットを振り抜くと、バットを放り投げ、両手を広げて本塁打を確信。右翼スタンドに飛び込む12号3ランでリードを奪い返した。
大谷は前日に続いて9回表に本塁打を放ち、直近10試合で6本塁打と好調をキープ。フィリーズのシュワーバーに並び、ナショナル・リーグ本塁打ランキングのトップタイに浮上している。