○ メッツ 6-2 カブス ●
<現地時間5月11日 シティ・フィールド>
ナショナル・リーグ東地区の首位メッツが中地区首位のカブスにカード勝ち越し。フランシスコ・リンドア内野手(31)が決勝の9号本塁打を放った。
1勝1敗で迎えたカード最終戦はメッツ先発の右腕グリフィン・キャニング、カブス先発の左腕マット・ボイドがともに3者連続三振の立ち上がり。それでもメッツは2回裏、二死から死球で走者を出し、7番ルイス・トーレンスの適時三塁打で1点を先制した。
29歳の誕生日を迎えた先発キャニングは勝ち星こそ付かなかったものの、6回を投げて被安打2本、失点をピート・クロー・アームストロングの10号ソロによる1点のみに抑える好投。その後、両チーム1点ずつを取り合い、2対2の同点で試合終盤へ突入した。
そして8回裏、先頭の1番リンドアが右翼スタンドへ9号ソロを運び、これが決勝点。前日の最終回で併殺打に打ち取られた右腕ポーター・ホッジからリベンジの一発を放った。さらに、一死二塁から4番マーク・ビエントスの適時二塁打で1点を追加し、5番ブランドン・ニモの8号2ランでダメ押し。9回表を守護神エドウィン・ディアスが三者凡退で締め、2カード連続の勝ち越しを収めた。
なお、カブスの鈴木誠也は「3番・左翼手」でフル出場するも4打数無安打、1三振に終わり、今季成績は打率.243、9本塁打、OPS.794。前日の試合で2安打を放ったが、5月に入ってからの10試合では44打数6安打、打率.136と不調が続いている。