◆ 9年の長期政権に幕
現地時間11日、コロラド・ロッキーズがバド・ブラック監督(67)、マイク・レドモンドベンチコーチ(54)の解任を発表した。三塁ベースコーチのウォーレン・シェーファー氏(40)が暫定監督、打撃コーチのクリント・ハードル氏(67)が暫定ベンチコーチを務める。
ブラック氏は1981年から15シーズンに渡ってMLBでプレーし、引退後の2007年から2015年途中まではパドレスを率いた。2017年にロッキーズの監督に就任すると、同年に球団8年ぶりとなるポストシーズン進出。翌2018年には91勝を挙げ、1993年の創設以来初の2年連続ポストシーズンに導いた。しかし、2019年からは低迷が続き、直近3年連続で地区最下位。今季を含む9シーズンの通算成績は544勝690敗だった。
特に就任9年目の今季は開幕から負けが続き、40試合で7勝33敗、勝率.175と30球団ワーストの成績。史上最多121敗を喫した昨季のホワイトソックスを上回るペースで敗戦を重ねていた。現地10日の試合では同地区パドレスに0対21の大敗を喫し、今季2度目の8連敗。同11日の試合に勝利して連敗を脱出したものの、試合終了直後に解任が発表された。