● オリオールズ 3-6 ツインズ 〇
● オリオールズ 6-8 ツインズ 〇
<現地時間5月14日 オリオールパーク・アット・カムデンヤーズ>
ミネソタ・ツインズがオリオールズとのダブルヘッダーに2連勝。今季MLBで最長となる10連勝を達成し、今季最多の貯金3を獲得している。
ツインズは第1戦、先発右腕ベイリー・オーバーが3回裏に3点先制を許すも、直後の4回表にブルックス・リーの4号ソロ、クリスティアン・バスケスの1号3ランですぐさま逆転。5回途中からブルペン5投手が無失点リレーで繋ぎ、敵地初戦を勝利で飾った。
勢いに乗るツインズは第2戦の初回に先制点を奪い、序盤で4点をリード。3回裏に先発右腕シメオン・ウッズ・リチャードソンが6点を失って一時逆転を許したが、1点を追う8回表にコディ・クレメンスが2号決勝3ラン。この試合でもブルペン4投手が後半5イニングを無失点に抑え、昨季に12連勝を記録して以来となる2桁連勝を収めた。
サイ・ヤング賞に7度輝き、通算354勝を挙げたロジャー・クレメンス氏を父に持つクレメンスは、2018年のドラフトでタイガースに入団し、2022年にMLBデビュー。4年目の今季は現地4月23日にフィリーズからDFAを受け、ツインズにトレード加入した。同3日のレッドソックス戦では、古巣ボストンに訪れた父の前で1号決勝2ランを放ち、チームはこの試合から連勝開始。そしてこの日の第2戦、再び父が見守る中で決勝本塁打を放ち、チームを10連勝に導いた。
今季のツインズは開幕4連敗と躓き、4月20日時点で最大8の借金を背負うも、以降21試合で16勝5敗と大きく復調。10連勝のうち9試合が3点差以内での勝利と接戦に強さを発揮している。今回のダブルヘッダーでは、ベンチ入りしたリリーフ投手9人全員が無失点投球を果たし、勝利に貢献。中でも守護神のジョアン・デュランは連勝中の7登板を自責0に抑え、1勝0敗6セーブを記録している。