MLB初勝利を挙げたフィリーズのミック・アベル(写真=GettyImages)

○ フィリーズ 1-0 パイレーツ ●
<現地時間5月16日 シチズンズ・バンク・パーク>

 ペンシルベニア州に本拠地を置く2チームによる3連戦は、ホームのフィラデルフィア・フィリーズが3連勝。貯金を今季最多の「10」とし、同日の試合に敗れた地区首位メッツとの差を0.5ゲームに縮めた。

 フィリーズの先発右腕ミック・アベルはMLBデビュー戦の初回を無失点に抑えると、2回表には3者連続三振を記録。3回表には二死一、三塁とこの試合最大のピンチを切り抜けた。その後もスコアボードにゼロを並べ、先制直後の6回表を三者凡退に抑えて降板。毎イニングの9三振を奪いながら無四球、無失点と好投し、キャリア初勝利をマークした。

 昨季新人王の右腕スキーンズに対峙したフィリーズ打線は5回裏、チーム初安打から一死一、三塁と好機を作ると、8番ブランドン・マーシュの内野ゴロの間に先制。スキーンズに対して8回までわずか3安打、得点圏をこの1度のみと抑え込まれながらも1点をもぎとった。

 試合前には、ここまでチーム最多7セーブの左腕ホセ・アルバラドがドーピング規定違反により80試合の出場停止処分を科された。ブルペン陣の大黒柱を失いながらも、この試合は新戦力アベルとリリーフ3投手で完封リレー。9回表は代役守護神のジョーダン・ロマノが3者連続三振に封じ、今季5セーブ目を挙げた。

 見事1勝目を手にしたアベルは2020年のドラフトで球団1巡目で入団。デビュー戦での9奪三振は1947年のカート・シモンズに並び、球団最多記録となった。また、デビュー戦で6イニング以上を投げて9奪三振、無四球、無失点を記録するのは、1901年以降のMLBにおいて3例目。昨季の今永昇太(カブス)に続く快投を見せた。

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ベースボールキング編集部

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