○ フィリーズ 9-3 ロッキーズ ●
<現地時間5月19日 クアーズ・フィールド>
フィラデルフィア・フィリーズがロッキーズとの敵地カード初戦で逆転勝利。2連敗中のメッツを上回り、約1ヶ月ぶりにナショナル・リーグ東地区の首位に浮上している。
フィリーズは先発左腕クリストファー・サンチェスが6回までに3点を失い、30球団最低勝率のロッキーズに終盤までリードを許す展開に。それでも主砲のブライス・ハーパーが2打点を挙げて1点差まで迫ると、8回表にアレク・ボームの3号2ランで逆転に成功。さらに、トレイ・ターナーの2点適時二塁打も飛び出し、この回一挙4点を奪った。
続く9回表には、先頭のカイル・シュワーバーが右翼スタンド上段へ466フィート(約142メートル)の特大弾でダメ押し。ナ・リーグトップの大谷翔平(ドジャース)に並ぶ16号ソロを放ち、MLB11年目にして通算300号の大台に到達した。
32歳のシュワーバーは2015年にカブスでMLBデビュー。2017年に30本塁打を放って以降、6度のシーズンで30本塁打以上を記録している。フィリーズに加入した2022年に46本塁打で初のタイトルに輝くと、翌2023年には打率.197、リーグ最多の215三振を喫しながらキャリアハイの47本塁打をマーク。昨季も38本塁打を放ち、今季は開幕から47試合で打率.257、16本塁打、OPS.962と活躍を続けている。