先発登板したドジャース・山本由伸(写真=GettyImages)

○ ドジャース 4x-3 ダイヤモンドバックス ●
<現地時間5月20日 ドジャー・スタジアム>

 ロサンゼルス・ドジャースが同地区4位ダイヤモンドバックスとのカード2戦目にサヨナラ勝利。大谷翔平選手(30)は「1番・指名打者」でフル出場し、3試合連続安打をマーク。先発登板した山本由伸投手(26)は7回無失点と好投を見せた。

 中5日で先発マウンドに上がった山本は初回を三者凡退とし、チームとして6試合ぶりのゼロ発進。打者1巡目をパーフェクトに抑える好スタートを切った。4回表には一死から四球でこの試合最初のランナーを出したものの、前日の試合で本塁打の3番グリエルJr.を空振り三振。4番ネイラーを三ゴロに打ち取り、無失点投球を続けた。

 ドジャースは4回裏、女房役のウィル・スミスが適時二塁打を放ち、6試合ぶりの先制に成功。援護を貰った山本は5回表も三者凡退に抑え、6回表には8番トーマス、9番ローラー、1番キャロルを3者連続三振に斬った。

 1点リードの7回表、先頭の2番マルテにこの試合初の安打を浴び、暴投で得点圏に走者を進めた。それでも3番グリエルJr.、4番ネイラーを続けて内野ゴロに打ち取り、二死一、三塁としながらも、最後は6番スミスを空振り三振に仕留めて雄叫び。自己最多110球の熱投で先制リードを守り抜き、今季6勝目の権利を持ってマウンドを降りた。

 ドジャースは8回表、2番手左腕アレックス・ベシアが無死一、三塁と最大のピンチを招いた。それでも代打スアレスを一飛、1番キャロルを空振り三振に打ち取って二死まで漕ぎ着けると、申告敬遠で満塁とした後、3番手右腕ベン・カスペリアスが3番グリエルJr.を空振り三振。執念の継投でこの回も無失点で切り抜けた。

 その後、ドジャースは8回表に無死一、三塁とピンチを迎えるも、左腕アレックス・ベシア、右腕ベン・カスペリアスの執念の継投でリードを守り抜いた。ところが9回表、一死から守護神タナー・スコットが5番モレノに3号ソロを浴び、痛恨の逃げ切り失敗。山本の白星が消滅し、試合は延長タイブレークに突入した。

 延長10回表に回跨ぎのスコットが1番キャロルに15号2ランを被弾。2点の勝ち越しを許して10回裏を迎えるも、トミー・エドマンの適時二塁打で1点差に。さらに一死満塁と好機を迎え、ウィル・スミスの押し出し死球で同点とすると、最後はマンシーが中犠飛を運び、三塁走者の大谷がサヨナラのホームイン。今季最長の連敗を「4」でストップさせ、東地区首位のフィリーズと並んでナショナル・リーグ最多の30勝目に到達した。

 この試合の山本は7回を投げて1被安打、2四球、9奪三振、無失点という投球。勝ち星こそ付かなかったものの、前回対戦で5失点を喫したダイヤモンドバックス打線にリベンジを果たした。今季10戦目を終えて成績は5勝3敗。防御率を「1.86」に低下させ、千賀滉大(メッツ)に続くナショナル・リーグ2位に入っている。

 また、大谷は第4打席で二塁打を放ち、4打数1安打、1得点、1四球、1盗塁という内容。3試合連続安打をマークし、今季成績を打率.311、17本塁打、11盗塁、OPS1.073としている。

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ベースボールキング編集部

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