2出塁を記録したドジャース・大谷翔平(写真=GettyImages)

● メッツ 5-7 ドジャース ○
<現地時間5月23日 シティ・フィールド>

 ロサンゼルス・ドジャースがメッツとの延長戦に競り勝ち、敵地3連戦を先勝。大谷翔平選手(30)は「1番・指名打者」でフル出場し、2試合ぶりの安打を放つなど2出塁を記録した。

 試合は3回表、一死一、二塁の場面で珍しいプレーが起きた。2番ムーキー・ベッツが放った右中間への飛球に対し、メッツの中堅手テーラーが右翼手ソトと交錯しながら、お手玉するような形で打球を掴むと、二塁走者マイケル・コンフォートがタッチアップ。最終的な捕球時よりもやや早く、ボールが宙に浮いている際にスタートを切った走者に対し、メッツ陣営がチャレンジを試みたが、判定は覆らず。野球規則では、飛球に対して野手が最初に触れた瞬間から走者のタッチアップが可能と定められており、今回は外野手がボールを弾いた瞬間に離塁していたため、進塁が認められた。

 直後に急激に雨脚が強まり雨天中断。1時間38分後に再開されると、ドジャースは2番手右腕クラニックから二死満塁と好機を拡大し、4番ウィル・スミスの適時内野安打で先制。5番テオスカー・ヘルナンデスも2点適時打で続き、この回3点をリードした。

 復帰2戦目の先発左腕クレイトン・カーショーは2回無失点と好スタートを切るも、中断で長く間が空いたために降板。後を受けた右腕マット・サウアーは3回裏、8番ベイティに6号ソロを浴び、続く4回裏には安打と三塁手マックス・マンシーの失策から一死三塁とピンチを招き、4番アロンソの右犠飛で2点目を失った。右翼手テオスカー・ヘルナンデスの好返球により当初は本塁生還を防ぐも、三塁塁審が走塁妨害を宣告。フライが上がった際に三塁手マンシーが三塁走者の視界を遮ったとし、本塁セーフの判定に覆った。

 一時1点差まで詰め寄られたドジャースだったが、直後の5回表に二死から四死球でチャンスを迎え、6番マンシー、7番アンディ・パヘスの連続適時打で再び3点リードに拡大。3番手右腕ベン・カスペリアスが6回裏から3イニングを無安打に封じ、最終回に繋いだ。しかし、守護神タナー・スコットがまたも炎上。9回裏に一死一、二塁とピンチを招くと、5番マクニールに右翼線への2点適時三塁打を浴び、6番テーラーの左前適時打で逃げ切り失敗。3点リードを守り切れず、試合は5対5の同点で延長タイブレークに突入した。

 延長10回表、ドジャースは無死満塁と絶好機を迎えるも、5番テオスカー・ヘルナンデスが本塁封殺の一ゴロ、6番マンシーが遊ゴロ併殺打に倒れて勝ち越しならず。その後は両軍無得点が続き、12回裏には一死満塁の大ピンチを招いたが、内野5人シフトの奇策でサヨナラを阻止。4番トーレンスを三ゴロ併殺打に打ち取り、この回もゼロを並べた。

 そして13回表、5番テオスカー・ヘルナンデスの適時二塁打など2点を勝ち越し。8番手右腕ルイス・ガルシアが11回途中から無失点で投げ切り、現地は日を跨いで24日の午前0時56分に決着。試合開始から5時間46分に及ぶ長期戦を制し、3連勝を飾った。

 この試合の大谷は3回表の第2打席で四球を選んで先制点を演出。9回表の第5打席では右前安打を放ったが、直後に盗塁失敗を喫した。延長12回の第6打席は無死二塁の好機で右飛に倒れ、5打数1安打、1得点、1四球、1三振という内容。今季成績は打率.302、17本塁打、OPS1.040となっている。

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ベースボールキング編集部

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