● レッズ 8-11 カブス 〇
<現地時間5月25日 グレート・アメリカン・ボール・パーク>
シカゴ・カブスが同地区3位レッズとの敵地3連戦を勝ち越し。鈴木誠也外野手(30)は「3番・指名打者」でフル出場し、決勝の14号本塁打を放つなど3安打の活躍を収めた。
1勝1敗のタイでカード最終戦を迎えたカブスは初回、鈴木が右前安打を放つなど二死二、三塁の好機を作り、5番ピート・クロー・アームストロングの右前適時打で2点を先制。この時点でクロー・アームストロングは今季48打点とし、鈴木を上回ってナショナル・リーグ打点部門の単独トップに立った。
その後、カブスは先発右腕ベン・ブラウンが5回途中8失点と炎上してスコア3対8、レッズに5点リードを許す展開に。それでも6回表に1点を返すと、続く7回表には二死から連打で好機を作り、6番ニコ・ホーナー、7番マイケル・ブッシュの連続タイムリーで3得点。そして8回表の先頭打者、今季初出場の9番リース・マグワイアがこの試合2発目となる2号ソロを放って8対8とし、試合を振り出しに戻した。
さらに無死一、二塁、勝ち越しの好機で鈴木が第5打席を迎えると、5番手右腕メイに対し、カウント3-1から内角高めのシンカーを振り抜いて14号3ラン。自己最速となる116.2マイル(約187.0キロ)の弾丸ライナーを左翼スタンドに叩き込み、何度もガッツポーズをしながらダイヤモンドを一周。チームを4カード連続の勝ち越しに導いた。
この試合の鈴木は4打数3安打、1本塁打、3打点、1四球の内容で、今季最長の6試合連続安打をマーク。直近5試合で3度の猛打賞、計3本塁打、10打点と活躍を続け、今季成績は打率.273、14本塁打、49打点、OPS .906。同僚のクロー・アームストロングを再び上回り、試合終了時点で打点部門のMLB全体トップに立っている。