◆ 昨季王者ドジャースとのカード最終戦で好投
ニューヨーク・メッツの千賀滉大投手(32)が現地時間25日のドジャース戦に先発登板。6回途中1失点という投球で勝利投手の権利を持って降板した。
昨季のリーグ優勝決定シリーズ以来となるドジャース戦を迎えた千賀だったが、先頭打者の大谷翔平にいきなり18号先制ソロを被弾。カウント1-0からの2球目フォーシームを振り抜かれ、右翼2階スタンドへ特大の一発を浴びた。さらに、無死二、三塁とピンチを招き、4番スミスに中飛を打たれるも、中堅手タイロン・テーラーが好返球で三塁走者ベッツの生還を防いで併殺に。続く5番テオスカー・ヘルナンデスを見逃し三振に仕留め、初回を最少失点で切り抜けた。
メッツは直後の1回裏、4番ピート・アロンソの10号ソロですぐさま逆転に成功。援護を貰った千賀は2回表を三者凡退に抑え、3回表には9番エドマンを見逃し三振とした後、大谷から3球で空振り三振を奪い、リベンジを果たした。続く2番ベッツも中飛とし、この回も打者3人斬り。2点リードの4回表には二死一、三塁とピンチを背負ったが、7番パヘスを左飛に打ち取り、リードを守った。
5回表には先頭四球を与えたが、エドマンを三邪飛、大谷を中飛。その後、満塁と走者を溜めながらも、4番スミスを三ゴロに打ち取ってピンチを凌いだ。続く6回表、一死から四球を与えたところで球数101球となり、今季5勝目の権利を持って降板。2番手右腕ライン・スタニクが後続を併殺打に仕留め、メッツ2点リードで6回表を終えた。
この試合の千賀は5回1/3、101球を投げて5被安打、4四球、5奪三振、1失点という投球。再三ピンチを背負いながらも、初回の先制被弾以降は得点を許さなかった。この登板で規定投球回に再到達し、防御率「1.46」でナショナル・リーグトップに立っている。