○ メッツ 3-1 ドジャース ●
<現地時間5月25日 シティ・フィールド>
ロサンゼルス・ドジャースがメッツとの敵地3連戦に負け越し。大谷翔平選手(30)は「1番・指名打者」でフル出場し、18号本塁打を放った。
1勝1敗のタイで迎えたカード最終戦は、大谷の先頭打者アーチで開幕。メッツ先発の千賀滉大に対する初回の第1打席、カウント1-0から低めのフォーシームを振り抜き、右翼2階スタンドへ確信の18号ソロ。防御率1点台と好投を続ける千賀との日本人対決を制し、貴重な先制点を奪った。
しかし直後の1回裏、連続三振の好スタートを切った先発右腕ランドン・ナックが三塁手マックス・マンシーの失策により走者を出すと、4番アロンソへの初球ナックルカーブが甘く入って10号逆転2ランを浴びた。3回裏にも1番リンドア、2番ビエントスの連打に遊撃手ムーキー・ベッツの失策が絡んで無死一、三塁とピンチを招き、3番ソトの内野ゴロの間に3点目。試合通して4失策と守備の乱れが響いた。
反撃したい打線は4回表に二死一、三塁、5回表には二死満塁と好機を作るも、千賀の前にあと一本が出ず。6回途中からはメッツのブルペン陣に対してわずか1安打と封じ込まれて2連敗。同地区2位ジャイアンツに1ゲーム、3位パドレスには2ゲームと迫られている。
大谷は千賀に対して第2・3打席と凡退が続き、最終的に4打数1安打、1本塁打、1打点、1三振という内容。今季成績は打率.295、18本塁打、OPS1.026となった。試合前練習で投手として641日ぶりの実戦登板を果たし、この試合では打者として5試合ぶりの本塁打をマーク。ア・リーグ最多のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、ナ・リーグ最多のカイル・シュワーバー(フィリーズ)に並び、本塁打部門の全体トップに再浮上している。