◆ 復調のエンゼルスがベテラン野手を獲得
菊池雄星の所属するロサンゼルス・エンゼルスがクリス・テイラー外野手(34)を獲得したと現地時間26日、『ジ・アスレチック』のケン・ローゼンタール記者が報じた。同日のヤンキース戦に中堅手として先発出場する。
テイラーは2012年のドラフトでマリナーズに入団し、2014年のMLBデビューから12シーズン通算1093試合に出場。2016年途中からドジャースに移籍すると、内外野を守るユーティリティ野手として出場機会を増やし、在籍10年で2度の世界一に貢献した。2017年に打率.288、21本塁打、17盗塁、OPS.850とキャリアハイの好成績を残し、同年のリーグ優勝決定シリーズではMVPを獲得。2018年にはMLB選抜として日米野球に参戦した。
2021年には自身初のオールスターゲーム出場を果たし、同年オフにFAとなった際に4年6000万ドルで再契約を結んだ。しかし、以降は不振が続き、契約最終年の今季は28試合で打率.200、0本塁打、OPS.457という成績。現地18日にドジャースから放出されていた。
今季のエンゼルスは開幕10戦で7勝3敗と好スタートを切るも、7連敗を喫するなど調子を落とし、5月中旬までにアメリカン・リーグ西地区の最下位に沈んでいた。それでも、現地16日からチーム11年ぶりとなる8連勝を収め、借金を一時完済。現在は25勝27敗、地区首位マリナーズまで4ゲーム差の4位に位置している。