〇 カブス 4x-3 ロッキーズ ●
<現地時間5月27日 リグリー・フィールド>
シカゴ・カブスがロッキーズとの延長戦を制し、本拠地3連戦を勝ち越し。鈴木誠也外野手(30)は「3番・指名打者」でフル出場し、先制適時打を放つなど勝利に貢献した。
試合前に3年ぶり2度目の週間MVPを受賞した鈴木。スコアレスの3回裏、一死満塁の好機で第2打席を迎えると、ロッキーズ先発の右腕マルケスの高めに浮いたナックルカーブを初球打ち。レフト前への適時打で先制点を挙げ、今季MLB最速で50打点目に到達した。
試合はスコア2対2の同点で9回を終え、延長タイブレークに突入。延長10回裏に一死一、二塁の好機で鈴木が第5打席を迎えるも、5番手右腕キンリーに対して空振り三振を喫し、試合を決めることはできず。11回表に1点勝ち越しを許した。
それでも11回裏、マイケル・ブッシュの左前適時打で再び同点とし、一死一、二塁から新人マット・ショウの右前適時打で逆転サヨナラ勝利。3連勝を飾り、カード最終戦を残して5カード連続となる勝ち越しを決めた。
この試合の鈴木は5打数1安打、1打点、2三振という内容。前週の勢いそのままに、連続試合安打を今季最長の8試合に更新した。今季成績は打率.272、14本塁打、50打点、OPS.898となり、同僚のピート・クロー・アームストロングと1打点差で打点部門のMLB全体トップを守っている。