○ パドレス 8-6 マーリンズ ●
<現地時間5月27日 ペトコ・パーク>
サンディエゴ・パドレスが連勝でマーリンズとの本拠地カードを勝ち越し。3番手としてリリーフ登板した松井裕樹投手(29)は今季2ホールド目を記録した。
パドレスは初回、先発右腕ステファン・コレックが集中打を浴びて一挙6失点。いきなり大量ビハインドの展開となるも、1回裏に1番フェルナンド・タティスJr.が13号先頭打者アーチで反撃の狼煙を上げると、2・3回と続けて2得点ずつを奪って1点差に詰め寄った。
そして、4回裏に相手の連続失策から一死一、三塁と好機を迎え、2番ルイス・アラエスの適時打で試合を振り出しに戻すと、続く5回裏にもアラエスが2打席連続となる適時打を放って逆転。1回裏から怒涛の5イニング連続得点で試合をひっくり返した。
1点リードの7回表、二死一塁の場面から登板した松井は4番ストワーズを四球で歩かせるも、続く代打フォーテスを右直に打ち取ってピンチを脱出。回跨ぎの8回表は先頭の6番ノービーをスプリット3連投で空振り三振に仕留めた。続く7番ロペスに二塁打を許して再びピンチを招き、8番メサJr.を右飛に打ち取って二死としたところで松井は交代。4番手右腕ジェレミア・エストラダが後続を断ち、この回もリードを守り抜いた。
その後、パドレスは8回裏に5番ジャクソン・メリルの5号ソロでダメ押し。連投中の守護神ロベルト・スアレスに代わってエストラダが回跨ぎで最終回を締め、今季初セーブを挙げた。現地22日まで6連敗と苦しんでいたが、その後は2カード連続の勝ち越しに成功。地区首位ドジャースまで2ゲーム差としている。
この試合の松井は1回0/3、15球を投げて1被安打、1四球、1奪三振、無失点という内容で直近3登板連続の無失点リリーフを果たし、現地2日のパイレーツ戦以来となるホールドを記録。今季22度目の登板を終え、成績は0勝1敗2ホールド、防御率2.42となっている。