○ カブス 2-0 レッズ ●
<現地時間5月31日 リグリー・フィールド>
シカゴ・カブスが同地区4位レッズとのカード2戦目に完封勝利。鈴木誠也外野手(30)は「3番・指名打者」でフル出場し、MLBでの自己最長となる11試合連続安打をマークした。
レッズ先発は現地24日以来の対戦となる左腕ロドロ。前回対戦で2安打を記録した鈴木は初回、無死一、二塁の好機で第1打席を迎えるも、カウント2-1から内角に食い込むカーブで遊飛。続く4番カーソン・ケリーも遊ゴロ併殺打に打ち取られ、無得点に終わった。
4回裏、無死一塁での第2打席は、カウント0-2から甘く入ったカーブを捉えるも中飛。その後、カブスは二死一、二塁と初回以来のチャンスを作ったが、6番ダンズビー・スワンソンが空振り三振に倒れ、この回も先制点を挙げることはできなかった。
スコアレスの6回裏、一死二塁での第3打席は四球を選んでチャンス拡大するも、ケリーがこの試合2度目の遊ゴロ併殺打。カブスは続く7回裏にもピート・クロー・アームストロングの四球と盗塁で無死二塁と好機を作ったが、2番手右腕バーローに対して後続が3者連続三振に倒れた。
試合の均衡が破れたのは8回裏。一死一、二塁と再び好機で第4打席に入った鈴木は、カウント1-1から3番手右腕アシュクラフトのスライダーを打ち上げるも、この打球が右翼線ギリギリに落ちて適時二塁打。二塁走者イアン・ハップが本塁に生還し、待望の先制点を奪った。
さらに、カブスは二死満塁から6番スワンソンが適時内野安打を放って2点を勝ち越し。左腕ドリュー・ポメランツのオープナー起用から始まった投手リレーは、右腕ベン・ブラウンが6回1被安打、9奪三振の快投で繋ぎ、8回表を右腕ブラッド・ケラーが三者凡退に封じた。9回表も右腕ダニエル・パレンシアが打者3人で締め、今季5セーブ目を記録。レッズとの同地区3連戦を1勝1敗のタイとしている。
この試合の鈴木は3打数1安打、1打点、1四球という内容で、今季成績を打率.273、14本塁打、52打点、OPS.904に向上させた。月間27打点を叩き出し、チームメイトのクロー・アームストロングとの差を2打点に拡大。ナショナル・リーグ打点1位の座を守って5月を締め括った。