● ブレーブス 10-11 ダイヤモンドバックス ○
<現地時間6月5日 トゥルイスト・パーク>
アリゾナ・ダイヤモンドバックスが東地区4位ブレーブスとの敵地3連戦をスイープ。最終回に6点差をひっくり返す劇的な勝利を収め、勝率5割に復帰した。
ダイヤモンドバックスは前回登板で一死も奪えず8失点を喫した右腕ブランドン・ファートが先発マウンドに上がるも、2回裏にブレーブスに先制を許し、3回裏には4者連続タイムリーを浴びて3回6失点でノックアウト。ブルペン陣も中盤に3本のソロ本塁打を浴びるなど失点を重ね、4対10と大量ビハインドで最終回を迎えた。
それでも6点を追う9回表、一死から6番ルルデス・グリエルJr.が9号ソロを放って反撃の狼煙をあげると、四球の後、8番アレク・トーマスが2号2ラン。さらに、一死一塁としたところで登板したブレーブスの守護神イグレシアスを攻め立て、1番コービン・キャロル、2番ケテル・マルテの連打で2点差に詰め寄った。
3番ヘラルド・ペルドモが倒れて二死に追い込まれたが、4番イルデマロ・バルガスが適時打で繋いで二死一、二塁。最後はこのイニング2打席目の5番エウヘニオ・スアレスが左翼線へ二塁打を運び、逆転の一塁走者が生還した。
MLB公式のサラ・ラングス記者によると、これまでダイヤモンドバックスは6点以上のビハインドで9回を迎えた試合において0勝419敗。米データサイト『Baseball Savant』では9回一死の時点でのダイヤモンドバックスの勝率はわずか0.1%と算出されていたが、球団史上最大の逆転勝利を収め、4連勝を飾った。