先発登板したメッツ・千賀滉大(写真=GettyImages)

● ロッキーズ 2-4 メッツ ○
<現地時間6月6日 クアーズ・フィールド>

 ニューヨーク・メッツが西地区最下位ロッキーズとの敵地3連戦を先勝。先発登板した千賀滉大投手(32)は6回1失点と好投するも、勝敗付かなかった。

 MLB屈指の打者有利球場とされるクアーズ・フィールドの先発マウンドに上がった千賀。1・2回と各10球で三者凡退に抑える好スタートを切った。しかし3回裏、8番モニアクにこの試合初安打となる6号先制ソロを被弾。その後も一死一、二塁とピンチを背負ったが、2番エストラダを三ゴロ併殺打に仕留め、最少失点で切り抜けた。

 4回裏には先頭出塁を許しながらも、4番マクマーン、5番ドイルの中軸を連続三振。捕手フランシスコ・アルバレスの盗塁阻止もあり、結果的に打者3人で終えた。5回裏にも先頭三塁打を浴びたが、7番ヒウラから空振り三振を奪い、8番モニアクの一ゴロで三塁走者を本塁タッチアウト。二死一、二塁と続いたピンチでは、1番ベックを三ゴロに打ち取って追加点は与えず。6回裏もゼロに封じ、打線の援護を待った。

 1点を追うメッツ打線は6回表に無死満塁の絶好機を作るも、後続が三者連続三振に倒れて得点ならず。7回表には4番ピート・アロンソが一時逆転の2点適時二塁打を放ったが、直後の7回裏に2番手右腕ウアスカル・ブラソバンが同点に追いつかれ、千賀の7勝目が消滅した。

 その後、メッツは2対2の同点で迎えた9回表、二死一、二塁の好機でフランシスコ・リンドアを代打起用。右足小指の骨折によりスタメンから外れていた中、2試合ぶりの打席で右翼線への2点適時二塁打を放ち、勝ち越し点をもたらした。9回裏は守護神エドウィン・ディアスが三者凡退で締め、今季14セーブ目を記録。ナショナル・リーグ最速で今季40勝目に到達した。

 この試合の千賀は今季最多の109球で6回を投げ切って5被安打、2四球、6奪三振、1失点という投球。前回登板からの再戦となったロッキーズ打線に対して2試合連続のクオリティ・スタートを達成したが、白星を挙げることはできなかった。今季12戦目を終えて成績は6勝3敗。規定投球回に再到達し、ナショナル・リーグ1位の防御率1.59を記録している。

 なお、この試合で2打点をマークしたアロンソは6月に入ってから6試合で14打点目、今季通算で57打点目を記録し、MLB全体トップに浮上。ナショナル・リーグ2位で並ぶカブスの鈴木誠也、ピート・クロー・アームストロングとの差を4打点に拡大している。

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ベースボールキング編集部

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