○ レッドソックス 3-1 レイズ ●
<現地時間6月10日 フェンウェイ・パーク>
ボストン・レッドソックスが同地区2位レイズとのカード2戦目に勝利。ルーキーのロマン・アンソニー外野手(21)がキャリア初安打となる先制タイムリーを放ち、チームを勝利に導いた。
前日のデビュー戦で4打数無安打、守備では適時失策も記録する悔しい船出となったアンソニー。この試合は初回、二死二、三塁の好機で第1打席を迎えると、レイズ先発の右腕ペピオが投じた外角へのチェンジアップを弾き返し、左翼線への2点適時二塁打。家族や大勢の本拠地ファンが見守る中、デビュー6打席目でMLB初安打を放った。
さらに、右翼守備でも存在感を発揮した。1点リードの6回表、先発右腕ルーカス・ジオリトが4番アランダに浴びた右翼前方へのライナー打球をスライディングキャッチ。前日の名誉挽回といえる好守備でチームを盛り立てた。
その後、レッドソックスは6回裏にトレバー・ストーリーがグリーンモンスター越えの9号ソロを叩き込み、貴重な追加点を挙げた。投げては先発ジオリトが6回1失点の好投で先制リードを守り抜き、今季2勝目をマーク。レイズとの同地区3連戦を1勝1敗のタイとしている。
MLB公式の有望株ランキングで全体1位にランクインしているアンソニーは、2022年のドラフト全体79位指名でプロ入り。翌2023年に2A、昨季には3Aと順調にステップアップを果たし、今季は開幕から3Aで58試合に出場して打率.288、10本塁打、OPS.914という好成績をマークした。現地8日のマイナー公式戦では飛距離497フィート(約151.5メートル)の特大弾を放ち、翌9日からMLBへ初昇格していた。