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中京大、ベスト8進出!大矢「結構振ってきている打線だったので…」

第74回全日本大学野球選手権(東京ドーム・2回戦)
● 近畿大 0 - 5 中京大 ○
中京大(愛知大学連盟)が、近畿大(関西学生連盟)を5-0で下し、ベスト8進出を決めた。
初回、二死二三塁から相手の捕逸で先制した中京大は、3回、近畿大の2番手左腕・増田壮投手(2年・履正社)から4番・川瀬譲二外野手(4年・藤枝明誠)が右翼フェンス直撃の適時二塁打で追加点。5回にも二死二塁から侍ジャパン大学日本代表候補の3番・秋山俊外野手(4年・仙台育英)が中越えの適時三塁打。
7回には1番・西谷光世外野手(2年・中京大中京)が、近畿大の3番手右腕・北見隆侑(4年・乙訓)が投じた131キロのフォークを捉えて左翼席へソロ本塁打。8回には7番・金沢玲哉内野手(2年・京都国際)が右越えの適時三塁打を放ち、ダメを押した。
投げては初球から151キロを連発するなど、強いストレートと130キロ台のフォークで勝負する先発右腕の大矢琉晟(4年・中京大中京)が、7回86球を投げて、8奪三振3安打無失点。中京大中京で同級生だった畔柳亨丞投手が21年ドラフト5位でプロ野球・日本ハムに指名されたときに「本気でプロを目指そうと思った」という大矢。大学入学後、2年時に肘頭骨疲労骨折で手術も経験。故障期間中にウエイトトレーニングなどで一回り成長した右腕の好投が光り、中京大がベスト8進出を決めた。
▼ 中京大・大矢琉晟投手
「自分がここでいいピッチングをできるイメージというのはずっと持ってやってきたので、嬉しいのはもちろんあるんですけど、まだこれは通過点なので。日本一を目指してやっているので、気持ちを切らさず、次に任されたところを投げられるように準備していきたいと思っています。(前日12安打8得点した近大打線を相手にしたが) データは頭には多少あったんですけど、自分はどちらかというと相手に関係なく、やることを変えずに、ということをやってきたので。ちょっと動画を見ていたんですけど、結構振ってきている打線だったので、自分の強いボールが活かせるな、といいマインドで入れた感じです」
(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)