◆ 9回二死から粘って出塁、同点に追いつくきっかけをつくった
日本ハムが7点差をひっくり返しての逆転勝利。貯金「11」で首位をキープした。5回終了まで0-7と大量リードを許していたものの、6回に1点、8回に4点、9回に2点と点を返していき同点に追いついた。10回には先頭の田宮裕涼が4球目のまっすぐを捉え、右中間に放りこむサヨナラ弾を放った。
この試合の逆転劇について、15日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説者として出演した佐伯貴弘は中島卓也に注目。8回、先頭の水谷瞬に続いてこの試合初の連打を放ち、4得点につなげた。さらに2点を追う9回、二死ランナーなしから粘って出塁し同点に追いつくきっかけをつくった。
「途中出場という中でつないだ。今日初めての連打、そして2ストライクから粘って四球を奪った。こうやってつながれると守っている方も嫌だなという気持ちになる。そういったところをしっかり決めたのは大きかった」とコメントし、「ぱっと見た感じのヒーローは田宮選手やレイエス選手で間違いないんですけどお膳立てをした中島選手のはたらきも見事でした」と称賛した。
この試合を現地で見ていた番組MCの岩本勉氏も中島の四球に言及し、「一番カープバッテリーが緊張した瞬間でした。ベテランの選手が結果を出すとベンチもがっと盛り上がるので次の作戦がうまくいくんですよね。間違いなく今日の試合のキーマンでした」と振り返った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』