● カブス 6-14 マリナーズ ○
<現地時間6月22日 リグリー・フィールド>
シアトル・マリナーズがナ・リーグ中地区首位カブスとの敵地3連戦を勝ち越し。カル・ローリー捕手(28)が31号本塁打を放ち、今季3度目の3試合連発を記録した。
ローリーは今カード初戦で28・29号を放ち、捕手による球宴までの最多本塁打記録を55年ぶりに更新。第2戦では今季最速で30号を記録し、スイッチヒッターとしてMLB史上初めて球宴前の大台到達を果たした。そして迎えた第3戦の初回、第1打席で先発右腕レイの初球フォーシームを豪快に振り抜くと、今カード4発目の31号先制2ラン。打球速度105マイル(約169キロ)、飛距離440フィート(約134メートル)の一発を中堅スタンドに叩き込んだ。
マリナーズは鈴木誠也に2本塁打を浴びるなどカブス打線の反撃を受けたが、ドミニク・カンゾーン、ドノバン・ソラノがともに2本塁打を放つなど得点を奪い続け、8回表にはダメ押しの5得点。両軍合計9本塁打、28安打という壮絶な乱打戦に競り勝ち、敵地10連戦の第1カードを勝ち越した。
直近5戦で5本塁打、12打点と絶好調のローリーは、ここまで打率.276、31本塁打、66打点、OPS1.042の好成績をマーク。試合終了時点で本塁打部門では2位に4本、打点部門では5打点と大差をつけ、アメリカン・リーグ打撃2冠に立っている。