● ロイヤルズ 4 - 5 ドジャース ○
<現地時間6月27日 カウフマン・スタジアム>
ドジャースの大谷翔平選手(30)が27日(日本時間28日)、敵地でのロイヤルズ戦に「1番・指名打者」でフル出場。29号先頭打者アーチと痛烈な適時三塁打で2打点をマークし、チームの5連勝に貢献した。
今季ここまで8試合に先発し、防御率2.08と好投を続けるロイヤルズの新人左腕・キャメロンと初対戦。初回の第1打席は1ボール2ストライク後のチェンジアップを捉え、打球は速度110.4マイル(約178キロ)、飛距離429フィート(約131メートル)で右中間フェンスを越える先制の29号ソロとなった。
先頭打者アーチは今季8本目となり、これで直近5試合で4発目。ナ・リーグ本塁打ランキング2位のスアレス(ダイヤモンドバックス)に4本差をつけ、5年連続30本塁打に早くも王手をかけた。
再び先頭だった3回の第2打席は四球で出塁。1点を追う5回の第3打席は無死一塁でキャメロンと三たび対峙し、カウント1-1からの高め直球を振り抜いた打球は、速度112.4マイル(約181キロ)で右中間を深々と破る同点の適時三塁打となった。
7回の第4打席は一死無走者で3番手左腕のセルパと対戦。カウント2-2後の低めシンカーを見送ったが、これがストライクと判定され見逃し三振に倒れた。この日は3打数2安打2打点、1四球1三振の打撃結果で5試合連続安打をマーク。今季の打率は.295、OPSは1.045にアップした。
ドジャース打線は1点を追う5回、大谷の適時三塁打で同点に追いつくと、続くベッツの中前適時打で逆転に成功。投げてはリリーフ陣が5回から無失点リレーで試合を締め、9回の大ピンチを何とか凌いだスコットは18セーブ目(1勝2敗)をマークした。