○ オリオールズ 22-8 レイズ ●
<現地時間6月27日 オリオールパーク・アット・カムデンヤーズ>
ボルティモア・オリオールズが同地区2位レイズとの本拠地3連戦を白星発進。先発登板した菅野智之投手(35)は5回7失点と打ち込まれるも、チーム最多に並ぶ6勝目を手にした。
中6日での先発マウンドを迎えた菅野は、初回先頭から連続三振を奪うなど絶好の滑り出しを見せるも、2回表の先頭打者アランダ、6番ジョシュ・ローと2本のソロ本塁打を被弾。さらに、二死から四球と盗塁、9番ジャンセンの適時打で3点目を失うと、2番ブランドン・ローに17号3ランを打たれ、わずか1イニングにして今季ワーストの3被弾、7失点を喫した。
それでもオリオールズ打線は直後の2回裏にレイズ先発の右腕ペピオを攻め立て一挙4得点。続く3回裏にも1点を返し、スコア5対6と追い上げた。菅野が7点目を失いながらも5回を投げ切ると、5回裏に6番コルトン・カウザーの適時二塁打で再び1点差とし、7番ゲーリー・サンチェスが4号2ランを放って逆転に成功。女房役の一発により、菅野は勝利投手の権利を持って降板した。
勢いに乗る打線は6回裏にカウザー、サンチェスの連続タイムリーで3点を加え、7回裏にも4得点。8回裏には9番コビー・メヨがMLB初本塁打となる2ランを叩き込むなど一挙7得点でトドメを刺し、今季最多の22得点で大勝を飾った。
この試合の菅野は5回86球を投げて9被安打、1四球、2奪三振、7失点という投球。自己ワーストの被安打数、失点数を喫しながらも自身4登板ぶりとなる白星を掴んだ。今季16度目の登板を終え、成績は6勝4敗、防御率4.06となっている。