○ レッズ 8-1 パドレス ●
<現地時間6月27日 グレートアメリカン・ボールパーク>
シンシナティ・レッズが西地区3位パドレスとの本拠地カード初戦に快勝。日本ハム、ソフトバンクでもプレーしたニック・マルティネス投手(34)が8回終了時までノーヒット投球を展開し、今季5勝目を挙げた。
レッズ所属2年目のマルティネスは開幕ローテーション入りを果たすも、現地19日のツインズ戦で3回途中7失点と打ち込まれて今季8敗目を記録。21日、23日はブルペンの一員として計3イニングを無失点に抑え、再び先発投手として古巣パドレスとの対戦を迎えた。
初回、二死から3番メリルを四球で歩かせるも、続く4番タティスJr.から打者22人を打ち取り続け、ノーヒットノーランがかかる9回表のマウンドに上がった。しかし、先頭のブルックスにこの試合2つ目の四球を与えると、代打ディアスへの2球目チェンジアップが甘く入り、左中間フェンス直撃の二塁打。惜しくも偉業達成を逃したが、本拠地ファンのスタンディング・オベーションを受けながら降板した。
その後、2番手左腕ロジャースが適時打を浴びてマルティネスに1失点が記録されたが、自己最多112球の熱投で今季最長の8イニングを投げ、1被安打、2四球、6奪三振の好投。古巣から今季5勝目を挙げた。
レッズはスペンサー・スティアが第1打席で7号ソロを放ってから3打席連続本塁打、4打点の固め打ちを見せるなど、8得点を挙げてマルティネスを援護。地区首位カブスまで5ゲーム差がつくものの、ここまで43勝39敗の貯金4と善戦を続けている。