ブルペンで投球練習するロッテ・東妻勇輔(撮影=岩下雄太)※撮影2024年

 ロッテの東妻勇輔は6月19日に一軍登録されてから、ここまで2試合に登板している。

 開幕を二軍で迎え、「やることは変わらないので、自分のやれること、やれる場所というのも一軍に上がってからじゃないとわからないですし、どこを任されてもできるようにオールマイティーに準備していました」といつ一軍から声がかかってもいいように準備し、ファームで15試合・16回2/3を投げ、0勝1敗、防御率0.54の成績を残した。5月13日のくふうハヤテ戦から7試合連続無失点に抑え、満を持して昇格を果たした。

 今季初登板となった6月21日のDeNA戦、0-5の8回に登板し、先頭の筒香嘉智に「去年も打たれていたので、悪いイメージがあったので甘いところに入らないで行こうと思ったら余計に外に逃げていっちゃいました」と四球を与えてしまう。「外にツーシームで。狙ってはいたんですけど、思い通り行きすぎた感じだったので、たまたまかなと思います」と、続く戸柱恭孝をツーシームで遊併。

 梶原昂希は2ボール2ストライクから投じた7球目の128キロスライダーで空振り三振に仕留めた。5月29日の取材で「左に対しても今年は何球かインコースにスライダーがうまいこと使えているので、それが三振増えている理由かなと思います」と話していた中で、一軍のマウンドで左打者からスライダーで空振り三振を奪った。

 「ファームでやってきたことが一軍一発目で出せたので、自信とまではいかないですけど、使える球になったのかなというところはありますね」と振り返った。

 今年の東妻の投球を見ていると、スライダーで空振りを奪う場面が多いが、それと同じようにフォークを例年に比べて多く投げている印象を受ける。

 そのことについて東妻は「ちょっとツーシームをフォークっぽく投げている時もありますし、場面と投げ方によって変化が変わっているので、これといってフォークを増やした感じはないんですけど、ツーシームがその落ち方をしている時があるのかなと思います」と明かした。

 振り返れば、シーズン自己最多の37試合に登板し、防御率2.88の成績を残した21年は、6月18日に初昇格を果たした。今季も初昇格は6月19日。ここから一軍に定着していきたいところ。

 「やることとしては任されたところをゼロに抑えることが第一だと思うので、形も必要にはなってくると思うんですけど、最終的にゼロに重点を置いてしっかりやっていきたいと思います」と東妻。

 一軍定着するために、「持ち味はゴロを打たせるピッチングと右打者のスライダーだと思うので、そこのポイントをしっかり押せるようなピッチングができれば。ゼロに抑えるのがいちばんの目標だと思うので、そこを重点的にやっていければなと思います」とストロングポイントを前面に出して、一軍のブルペン陣に割って入っていく。

取材・文=岩下雄太

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