◆ 左翼席の看板に一直線で突き刺さる第3号2ラン
広島が引き分けを挟み3連勝。「1番・中堅手」でスタメン起用された中村奨成の逆転2ランで試合をひっくり返した。
0-1の3回の攻撃。先頭の菊池涼介がセンターへのヒットで出塁すると、続く大瀬良大地が犠打を成功させ、一死二塁の形を作る。迎えた中村奨成が奥川恭伸の初球のスライダーを振り抜くと、打球は左翼席の看板に一直線で突き刺さった。この第3号2ランが決勝点となり、8回1失点と好投を見せた先発の大瀬良大地が3勝目を挙げた。
2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では逆転2ランを放った中村奨成に注目。番組MCの高木豊氏が「代打からチャンスをつかんでスタメンで結果を残す。これ本物だと思うんですよ」とコメント。これに対し、解説者の坂口智隆氏は「良いですね。気持ちが出てると言いますか、粘らなきゃいけない場面は粘ろうとするし、思い切りいく場面は思い切りいく。メリハリが出てきましたよね」と評価。さらに、「こうやってヒットが出て結果が出始めると自分のタイミングをつかめると思います」とこれからの活躍に期待を寄せた。解説者の野村弘樹氏も「試合慣れというのはあると思います。大盛選手もそうなんですが、スタメンで出た若い選手が結果を残してチーム内で良い競争が生まれている」とチームの影響に言及していた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』