● パドレス 3 - 6 ダイヤモンドバックス ○
<現地時間7月7日 ペトコ・パーク>
右肘の炎症で開幕から負傷者リスト入りしていたパドレスのダルビッシュ有投手(38)が7日(日本時間8日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦で今季初登板初先発。4回途中3安打2失点で降板し、復帰戦は黒星となった。2番手で登板した松井裕樹投手(29)は、手痛い2ランを浴び1回1/3を投げ2失点の結果だった。
本拠地ファンの大歓声を受け初回のマウンドに上がったダルビッシュ。先頭のキャロルをカーブで空振り三振に仕留めると、再び割れんばかりの大歓声が沸き起こった。続くペルドモは遊ゴロに打ち取ると、3番・グリエルはスプリットで空振り三振。3者凡退の好スタートを切った。
1点を先制してもらった直後の2回は先頭の4番・ネイラーに四球を与えると、続くスアレスに三塁線突破の適時二塁打を許し同点に追いつかれた。続くマッカーシーにも四球を与えたが、無死一、二塁で7番・マッキャンはスライダーで空振り三振斬り。続くトーマス、アレクサンダーはいずれも外野フライに仕留め、大ピンチを最少失点で凌いだ。
3回は先頭のキャロルに右中間への二塁打を許すと、続くペルドモのセーフティバントが犠打となり一死三塁。続くグリエルに三遊間突破の適時打を許し1-2と逆転された。
4回は一死から8番・トーマスこの試合3つ目の四球を許し、続くアレクサンダーを空振り三振に仕留めたところで降板。ベンチに戻る際は再びパドレスファンの喝采を浴びた。
二死一塁で登板した2番手・松井が後続を抑え、ダルビッシュの復帰戦は3回2/3で63球、3安打2失点、5奪三振3四球の結果。最速は95.9マイル(約154キロ)を記録し、今季初勝利と歴代単独最多となる日米通算204勝目は次戦以降へ持ち越しとなった。
松井は1点ビハインドの5回も続投したが、一死一塁で2ラン被弾。ネイラーに2ストライク後の高め直球を右中間席へ運ばれた。これで直近5試合で4度目の失点。防御率は5.14に悪化した。
パドレスは投打が噛み合わず、この日勝利したジャイアンツと入れ替わり地区3位へ後退。打線は3番・マチャドが15号ソロを含む猛打賞の活躍で通算2000安打を達成したが、節目の記録を勝利で飾ることはできなかった。