◆ 痛すぎる“逆球”解説陣の見解は…?
2点差で9回2アウトまで迫りながらもまさかの同点弾を浴び、延長12回引き分けに終わったDeNA。このカード連勝目前にして、ヤクルトの意地を見せつけられた。
先制を許したDeNAだったが、1点差の7回にここまで好投のヤクルト・奥川恭伸を捉え一気に3点を奪い逆転に成功。2点リードの9回は当然のごとくクローザーの入江大生がマウンドに上がった。フォアボール1つを与えたが、二死を奪いあと一人でゲームセットの場面、代打の古賀優大に初球をレフトスタンドへ運ばれるまさかの同点被弾。両軍このまま得点できず、DeNAにとっては勝利目前での痛み分けとなってしまった。
9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた高木豊氏は「逆球を投げちゃったんですよ。これは絶対にやってはいけない」とキャッチャーの松尾汐恩のミットは外角だったが、シュート回転して内角に入ってしまったことに苦言を呈した。
解説者として出演した館山昌平氏も「要求と違うと、やっぱりキャッチャーのイメージしている打ち取り方が変わってしまうと思うんです」と同調。続けて「古賀選手までに、155キロ、156キロのボールをバンバン投げていたので古賀選手も、もしかしたらそのボールに振り負けないように強くスイングしに行った結果、初球にストレートが来たというところもあかったかもしれませんね」と相手打者の読み通りの配球も災いしたのではと分析した。
“野球は2アウトから”を地で行くようなゲームで白星を手にできなかったDeNA。そこには偶然ではない“逆球”という要素も含まれていた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』