◆ 「バッテリーとして改善していければ」
阪神が10連勝。この日も広島を3-1で破り、遂にセ・リーグの貯金を独り占めする事態となった。阪神を止めたい大瀬良大地だったが、2回に佐藤輝明にソロを浴び、味方が追いついてくれた直後にも、佐藤輝の内野ゴロの間に1点を勝ち越される。7回には森下翔太のタイムリー三塁打で大瀬良はKO。打線も苦手の大竹耕太郎から1点を奪うのがやっとで、本拠地で完敗を喫した。
打線好調な阪神の中でも9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた高木豊氏は「クリーンアップは打つけれども、その前の1、2番の足。広島戦ではかき回されてますよね」と近本光司&中野拓夢の機動力をクローズアップ。
解説者として出演した館山昌平氏も「ヒットやフォアボールが完全に長打になってしまいますからね」と盗塁の破壊力を強調。
同時に「これはピッチャーの責任だと思いますね。牽制球の質、クイックの質、いろいろなことがありますけれども、やっぱり盗塁はピッチャーの責任だと思って登板していってほしいと思います」と苦言を呈した。続けて「盗塁阻止率っていう風になると、キャッチャーがすごくクローズアップされてしまいますけどね、ピッチャーもできることって非常に多いので。今日の大瀬良投手もモーションが大きかったり、スライダーが特徴的なピッチャーなので、ちょっと辛かったかなというところはあるんですけどもね。バッテリーとして改善していければなと思いますね」と改善を求めた。
ここまで広島の対阪神との盗塁阻止率は.111で、9回中で盗塁刺は1回のみ。その数字が4勝10敗と大きく負け越している元凶のひとつなのかもしれない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』