● ロイヤルズ 3-8 メッツ ○
<現地時間7月11日 カウフマン・スタジアム>
ニューヨーク・メッツがロイヤルズとの敵地3連戦を先勝。先発登板した千賀滉大投手(32)は約1ヶ月ぶりの復帰登板で4回無失点と好投を見せた。
悪天候により約1時間20分遅れて始まったオールスターゲーム前の最終カード初戦。右ハムストリング痛からの復帰マウンドに上がった千賀は、先頭から連打を許していきなり無死二、三塁のピンチを背負うも、3番パスクアンティノをフォークで空振り三振に仕留め、続く4番ガルシアを投直で二死。最後は5番ぺレスから再びフォークで空振り三振を奪い、立ち上がりを無失点で切り抜けた。
2回裏には二死から連続四球を与えたが、1番インディアを三ゴロに打ち取って先制は許さず。打線が1点を先制した直後の3回裏にも二死一、三塁とピンチを招いたものの、6番カグリオーンをフォーク4連投で空振り三振とし、リードを守った。
4回裏は先頭の7番ロフティンから三球三振を奪うなどわずか8球で三者凡退に抑え、この回限りで降板。4回67球を投げて4被安打、2四球、4奪三振、無失点という投球で勝敗付かなかった。
メッツは3回表、ピート・アロンソがナ・リーグ最多タイ77打点目となる押し出し四球を選んで先制。千賀の後を受けたブルペン陣が失点を重ねて1対3と一時リードを許すも、8回表にマーク・ビエントスが満塁走者一掃の適時二塁打を放って再逆転に成功した。9回表にはフランシスコ・リンドアが19号、フアン・ソトが22号と2者連発のダメ押し弾が飛び出し、2連敗をストップ。地区首位フィリーズとの差を0.5ゲームに縮めている。
MLB3年目の千賀は防御率部門で一時トップに立つなど開幕から好投を続けていたが、6月12日のナショナルズ戦で守備の際に右太ももを痛めて負傷者リスト入り。マイナーでのリハビリ登板を経て復帰を果たし、今季14登板での成績は7勝3敗、防御率1.39となっている。