● ヤンキース 2-5 カブス ○
<現地時間7月12日 ヤンキー・スタジアム>
シカゴ・カブスがヤンキースとの敵地2戦目に快勝。鈴木誠也外野手(30)は「3番・指名打者」でフル出場し、5試合ぶりの長打を放って勝利に貢献した。
前日のカード初戦で完封負けを喫したカブスだったが、この試合は初回の先頭打者ニコ・ホーナーが左中間突破の三塁打でいきなりチャンスメイク。2番カイル・タッカーの一ゴロの間に1点を先制した。
3回表には先頭のタッカーが左前安打、続く鈴木が左翼線への二塁打で無死二、三塁と好機を作り、4番カーソン・ケリー、7番イアン・ハップによる2本の適時打など3点を追加。MLB全体トップの11勝を挙げている左腕フリードをノックアウトした。
投げては先発左腕マット・ボイドが前日11得点の強力ヤンキース打線に三塁すら踏ませず8回無失点と好投し、ナショナル・リーグ最多に並ぶ10勝目をマーク。今回の登板により出場辞退となったものの、自身初のオールスターゲーム選出を飾る白星を手にした。
この試合の鈴木は4打数1安打、1得点という内容。7月に入ってから最初の6試合で計8打点を挙げたが、以降の5試合では打点数を伸ばすことができず、今季成績は打率.261、25本塁打、77打点、OPS.865。試合終了時点ではピート・アロンソ(メッツ)に並び、ナ・リーグ打点1位タイとなっている。