○ ブリュワーズ 6x-5 ナショナルズ ●
<現地時間7月12日 アメリカンファミリー・フィールド>
ワシントン・ナショナルズが中地区2位ブリュワーズに逆転サヨナラ負け。先発登板した小笠原慎之介投手(27)は4回3失点という投球で勝敗付かなかった。
現地6日のデビュー戦から中5日で敵地マウンドに上がった小笠原。前回登板では初回に4点を失ったが、この試合では先頭のフレリックを中飛に打ち取り、2番コントレラスは二ゴロ。3番チョウリオには内野安打を許したものの、直後に捕手ライリー・アダムスが盗塁を阻止し、無失点で立ち上がった。
ナショナルズは2回表、新人デーレン・リレの2号ソロで先制。援護を貰った小笠原は直後の2回裏、先頭打者を四球で歩かせながらも、5番ボーンを遊ゴロ併殺に打ち取って結果的に打者3人で無失点。3回裏には7番トゥラングからスライダーで空振り三振を奪い、三者凡退を記録した。
4回表には新人ブレイディ・ハウスのMLB初本塁打でリードを2点に広げるも、小笠原はその裏に死球と安打で無死一、二塁とピンチを招き、3番チョウリオに左越えの適時二塁打を浴びて1点差に。4番イエリッチを空振り三振に仕留めたが、5番ボーンに左翼線への2点適時二塁打を打たれ、スコア2対3と逆転を許して降板。4回56球を投げて4被安打、2四死球、2奪三振、3失点という投球だった。
ナショナルズはそのまま1点ビハインドで8回表を迎えるも、ハウスがこの試合2発目となる逆転2ランを放ち、小笠原の黒星を帳消しに。しかし、2点リードの9回裏、守護神カイル・フィネガンが5番ボーンに2点適時二塁打を浴びてセーブ失敗を喫すると、なおも一死一、三塁のピンチから8番ダービンの右前適時打でサヨナラ負け。3連敗を喫し、借金が「19」に膨らんでいる。