◆ 打線の援護を守り切れず5回途中4失点
サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手(38)が現地時間12日のフィリーズ戦に先発登板。5回途中4失点という投球で降板した。
現地7日の今季初登板から中4日でのマウンドとなったダルビッシュ。初回無失点の立ち上がりを見せるも、2回表の先頭打者に死球を与え、さらに暴投で無死二塁とピンチを招いた。続く5番カステラノスが放ったピッチャー返しに背面キャッチを試みたが打球を弾き、その後に一塁へ悪送球。自身の失策で先制を許すと、7番リアルミュートにも適時二塁打を浴び、2点目を失った。
それでも打線が2回裏、ジャクソン・メリルの6号2ランで同点に追いつき、バッテリーを組むマーティン・マルドナドの適時打で逆転に成功。援護を貰ったダルビッシュは3回表にも二死二塁と得点圏に走者を背負ったが、4番ボームを投ゴロに打ち取って無失点。4回表は3本の内野ゴロを重ね、この試合最初の三者凡退を記録した。
そして1点リードで勝利投手の権利がかかる5回表を迎えるも、先頭から四球と安打で無死一、二塁とピンチ。続く1番ターナーを左飛、2番シュワーバーはこの試合最速96.8マイル(約155.8キロ)のシンカーで見逃し三振に仕留め、二死まで漕ぎつけた。しかし、3番ハーパーを四球で歩かせると、途中出場の4番ソーサに三遊間を破られて2失点。スコア3対4と逆転を許し、イニング途中で投手交代が告げられた。
MLB14年目のダルビッシュは右肘痛の影響により開幕に出遅れ、現地7日のダイヤモンドバックス戦で復帰。今季2戦目となったこの試合は4回2/3、83球を投げて5被安打、2四死球、2奪三振、4失点という内容に終わり、歴代単独トップとなる日米通算204勝目は後半戦にお預けとなった。